スタート地点は向正面直線、2コーナー奥にあるポケット。最初の3コーナーまでの距離は約490mあり、緩やかな上り坂になっている。3~4コーナーはスパイラルカーブ。途中に坂の頂上があり、最後の直線半ばにかけて緩やかな下り坂。その後、ゴールまでは平坦になっている。函館競馬場は一般的に平坦コースと思われがちだが、このように実は起伏がある。芝コース全体の高低差は3.5m。仮柵によるコース設定はA、B、Cの3パターンで、最後の直線距離はとAコース、Bコースが262.1m、Cコースが264.5mとなっている。
クラスを問わず前半の3ハロンは速く、典型的な前傾ラップ。クラスが上がるごとに後半の失速率が下がり、走破時計も速くなる。起伏がある上、函館競馬場の芝は重い洋芝なので全体的に時計がかかるのが特徴。開幕して間もない時期はいいが、使いこまれたり、ひと雨降ったりすると、一気に時計がかかる。開催日ごとで水準時計が大きく変わるので注意が必要。時計が遅くなると、速い持ち時計がない穴馬が台頭してくる。そのため、予想は難しい。函館の芝に合った馬を見つけることがポイントになってくる。
脚質傾向は基本的に逃げ~先行馬が有利。近年はそうでもないが、馬場が痛み出すと、一気に逃げ~先行馬が苦しくなる。完全に差し馬有利な馬場になることもある。枠順傾向は、以前は外枠有利が定説だったが、近年はそうでもない。16頭立ての大外は勝ち切れなくなっている。それ以外のゲートは満遍なく好走馬が出ており、フラットと言っていいだろう。
| 有利な枠順 |
フラット |
| 有利な脚質 |
通常は逃げ~先行 |
| ポイント |
洋芝適性、先行力 |
種牡馬成績ベスト5
順
位 |
種牡馬 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
| 着別度数 |
単/複回値 |
| 1 |
ロードカナロア |
10.9% |
23.5% |
30.3% |
| 13- 15- 8- 83/119 |
44/63 |
| 2 |
モーリス |
14.3% |
18.2% |
22.1% |
| 11- 3- 3- 60/ 77 |
164/81 |
| 3 |
ビッグアーサー |
8.3% |
20.2% |
35.7% |
| 7- 10- 13- 54/ 84 |
41/84 |
| 4 |
ミッキーアイル |
10.9% |
21.8% |
36.4% |
| 6- 6- 8- 35/ 55 |
22/98 |
| 5 |
ダイワメジャー |
6.9% |
11.5% |
14.9% |
| 6- 4- 3- 74/ 87 |
42/96 |
【対象期間:2022年1月1日~2025年7月31日】
DataLab.ソフト『TARGET frontier JV』より抽出
クラス別水準ラップ(3F-3F)と勝ち時計
| 2歳OP特別・重賞 |
34.3-36.1=1.10.4 |
| 3歳以上1勝クラス |
34.0-35.9=1.09.9 |
| 3歳以上2勝クラス |
34.1-35.1=1.09.2 |
| 3歳以上準OP・OP特別 |
34.1-34.8=1.08.9 |
| 3歳以上重賞 |
33.5-35.2=1.08.7 |